令和2年度公開シンポジウム[筑波大学・長崎大学 共同開催]
放射線健康リスク科学分野を支える
メディカルスタッフ
~放射線健康リスク科学教育~
令和3年3月4日~令和3年3月29日[Web開催] ⇒終了いたしました
公開シンポジウムの開催に先立ちまして
筑波大学 医学類長 桝 正幸
事業統括者(医学類長)
皆様こんにちは。筑波大学医学類長の桝です。
この度は、課題解決型高度医療人材養成プログラムとして実施している「放射線災害の全時相に対応できる人材養成」の公開シンポジウムをご視聴いただき有難うございます。例年は、つくば国際会議場で開催し、多くの方にご参加いただいておりましたが、今回は新型コロナウィルス感染拡大のためWeb開催させていただいていただくことになりました。
早いものでこのプログラムも最終年度を迎えました。本日はその集大成として私どもが取り組んできた活動についてご報告させていただきます。学部での講義・実習に加えて、大学院での専門教育、履修証明プログラムと、盛りだくさんな内容でしたが、いずれも計画通りに実施できたものと自負しております。この間、本プログラムの実施にご協力いただきました皆様、そしてプログラム改善のために貴重なご意見を賜りました外部評価委員の先生方、そしてまた、文科省からの予算が削減される中、貴重なご支援をいただきました企業の方々にお礼を申し上げたいと思います。
長時間のプログラムとなりますが、最後までお付き合いいただければと思います。
よろしくお願いいたします。
筑波大学 医学医療系 櫻井 英幸/榮 武二
事業推進プロジェクトリーダー/
サブプロジェクトリーダー
放射線健康リスク科学人材養成プログラム
長崎大学医学部長 前村 浩二
事業推進委員会事業責任者
放射線は目に見えないため、そのリスクが見逃されたり、逆に過度に不安に陥れたりします。実際、福島第一原子力発電所事故(福島原発事故)により引き起こされた放射線の健康影響に対する不安の高まりは、放射線健康リスクについての教育、啓発活動の重要性を示しました。しかし放射線健康リスクを専門とする人材は不足しており、その養成は喫緊の課題になっていました。
このため平成28年度より文部科学省課題解決型高度医療人材養成プログラムとして、広島大学、福島県立医科大学、長崎大学が連携して「放射線健康リスク科学人材養成プログラム」を、筑波大学が「放射線災害の全時相に対応できる人材養成」を開始しました。これらのプログラムでは、学部学生、大学院生への対面での教育を行うとともに、現在までに12本のビデオコンテンツを作成し、まさしくコロナ禍のリモート授業に活用されるプラットフォームとなっています。
この度、この両プログラムが合同シンポジウムをWeb上で開催することになりました。このシンポジウムを通じて、両教育プログラムを通して養成された人材が、今後本邦の放射線健康リスク科学に貢献するのみならず、国際的にもこの分野の専門家として活躍する人材として活躍されることを期待しております。
長崎大学原爆後障害医療研究所教授 松田 尚樹
事業推進委員会サブリーダー
本事業の発端とも言える東京電力福島第一原子力発電所事故から、今年は10年の節目を迎えます。5年間にわたった本事業もまた最終年度となり、本来であれば集大成としての合同シンポジウムを開催すべく、筑波大学の先生方と案を練っておりましたが、コロナ禍によりそれも叶わず、今回筑波大学がWeb開催されるシンポジウムに相乗りさせていただく形となりました。
5年間の活動を振り返ってみますと、私たちの事業では医学科の学生を中心に、放射線診断、治療、原子力・放射線災害医療、及びその基礎の領域に興味を持つ学生の裾野を広げるという観点から、また筑波大学では放射線災害の初期から長期にわたり対応できる人材を社会人も含めて育成、確保するという観点から、それぞれの放射線健康リスク科学教育を開発実践してきたものと思います。この両事業の努力が実を結び、放射線健康リスク科学が真に体系化した教育となるには、まだ時間が必要なことは身に染みて感じています。歳月が原発事故のリアリティを風化させることもあるでしょう。その一方、この10年の間に国内では数度の被ばく事故が起こっている事実は重いものです。
医療被ばくでは、病院における医療放射線安全管理責任者の配置の義務化や、水晶体等価線量限度の引き下げが行われ、緊急被ばくでは、原子力災害対策指針の改正とそれに伴う緊急時モニタリングと原子力災害時医療の体制整備が進められています。放射線健康リスクを正しく理解し、評価できる人材の社会的重要性は今後ますます高まるものと思います。今回の事業で得られた成果をベースに継続的な教育を今後も続けていくことが、事業終了後の最大のミッションと考えております。
履修証明プログラム受講生より
- 鮎澤さん
- 大久保さん
- 鬼塚さん
- 山品さん
- 仲山さん
- 藤尾さん
筑波大学附属病院看護部
鮎澤 香
私は、2018年に本プログラムの第1期生として参加しました。
放射線治療部門で看護婦として働いており、放射線災害に興味がありました。
このプログラムでは、「放射線災害の全時相に対応できる人材育成」を目標に掲げ、「被ばく汚染を伴うあらゆる傷病者に対する緊急被ばく医療」から「災害が落ち着き、住民が放射線に対して漠然とした不安を抱える時期」そして「慢性期に入り発癌を中心とした健康被害のリスク評価や管理の必要な時期」といった長いスパンに及ぶ放射線災害への対応を学ぶことになりました。
プログラム前半のe-learning自己学習では、基礎用語さえ十分に理解できない苦手分野があり、1時間の講義にまる一日以上の復習が必要になるなど、かなり苦労しました。
しかし後半で「養生・個人装備・クイックサーベイ」「避難退域時検査や簡易除染」などの実習や「避難所設営」などの演習に入ると「なるほど、こういうことだったのか」と全体像が明確化し、自分には何ができるのかをイメージできると俄然面白くなりました。
特にリスクコミュニケーションでは、疫学調査に基づいたエビデンスをもとに確率論(数字)で説明するだけではなく、「不安を抱く背景をしっかりと受け止めた上で、放射線の特徴を他のリスクやベースラインとの比較でわかりやすく伝えることが必要」という大きな学びがありました。看護師という職種上、被災者の不安軽減や長期的な健康被害の評価や管理にとても役立つ内容でした。
修了して2年。幸いなことに私たちが駆り出される様な大きな放射線災害は起きてはいません。しかし昨今の自然災害やコロナ禍で感じるのは、発災から復興までの道のり全体を見通す必要性やリスクコミュニケーションの重要性です。このプログラムでの学びが根付いているなと感じる点とも、言えるのではないでしょうか。
順天堂大学医学部附属練馬病院 薬剤科
大久保 淳史
RaMSEPの先生方、関係者の皆様、大変ご無沙汰しております。
1期生としてお世話になりました順天堂練馬病院 薬剤師の大久保淳史です。受講が決定する前は、救急認定薬剤師として主に救急領域の業務に携わっておりましたが、当時は災害時の知識はもちろんの事、放射線災害についての知識は皆無の状態でした。しかし、災害拠点病院で仕事をしている自分としては、有事の際にはリーダーシップがとれるような知識を身に付けたいと常々考えておりました。そんな折、筑波大学で放射線災害を学ぶ事ができる事を知り、すぐに応募をさせて頂きました。
開講式初日から放射線・放射能の基礎知識が始まり、知識が乏しい自分にとって1年間無事に終了できるかとても不安でしたが、先生方の丁寧な教えのもと、あっという間に予定されていたスケジュールを終了することができました。
どれも充実した講義内容ばかりでしたが、特に印象的であった講義としては2日間に渡り開催された放射線腫瘍科アドヴァンストコースがありました。1日目には放射線災害時の対応として養生、クイックサーベイを体験させていただきました。実際に防護装備を装着しての業務はとても過酷であると短時間ながらに実感することができました。2日目には千代田テクノルRMC、茨城県原子力オフサイトセンター、原子力緊急時支援・研修センターと放射線関連施設を見学させて頂く事ができ、病気の治療から工業や農業など生活の身近に使われている放射線が安全に使用できるように日頃からたくさんの労力が払われている実際を勉強する事ができました。 eラーニングは自分の都合で受講することができ、放射線関連はもちろんですが、一般的な救急医療についての内容もあり、自分の知識を補うことができとても助かりました。
まだまだ勉強中の身ではありますが、現在は日本DMATに登録され、まさに有事の際に先頭を切って活動を行う立場となりました。もちろんRaMSEPで学ぶ事ができた経験を活かし、万が一放射線災害が起こった際にも何かのお役に立てる事があるかもしれませんので、これからも継続的な知識の上積みを行わなければと思います。そんな災害医療を学ぶきっかけを与えていただいたこのRaMSEPには大変感謝をしております。RaMSEPの先生方、関係者の皆様、ありがとうございました。
茨城県つくば市危機管理課
鬼塚 宏一
2018年度第一期生でお世話なりました。私はつくば市危機管理課に所属し防災を担当しています。他の受講生とは違い定期異動で担当になっただけで専門家ではありません。
「放射線災害専門スタッフ養成プログラム」と聞き、「放射線の専門家」や「理系」でもなく、「e-ラーニング80時間?」そんな講座に自分が参加して大丈夫なのか?という思いがありました。その反面、東日本大震災時に福島第一原発の避難者の受け入れをした際に「放射線?」「放射能?」知識が何もなく対応することの「怖さ」を思い出し、ダメもとで受けてみようと覚悟を決めました。
私はつくば市に住んでいることもあり、対面講義や実習に多く参加することができたのが幸いでした。e-ラーニングでは何度途中で意識を失い、最初から見返したことか・・・。対面講義では多くの画像やイラストを使い、分かりやすく説明してくださり、実習や施設見学を通し体験させていただきました。見たことも聞いたこともない言葉ばかりの講義では理解できなかったと思います。実習の中で図上でのスクリーニング対応を行った際に災害対応をしている私や消防から来ている職員と医療現場の方々では見る角度の違いを感じ大変興味深いものでした。実際の現場で『放射線についての共通の知識』を持つ、多分野の人材が集まり災害対応をする必要性を感じました。
私は内閣府防災での研修を受けたこともあり、現在は「行政の防災専門」として災害マネジメント支援員として全国の災害に支援に行く可能性がある立場になりました。あってはなりませんが、もし放射線災害が発生してしまった場合は微力ながらお手伝いできればと思います。
できれば災害現場ではない場所で放射線災害専門スタッフ養成プログラム受講生や先生達にまたお会いしたいと思います。受講を支えていただいた講師の皆様、事務局の方、他の受講生の皆さん、職場や家族に感謝しています。
北海道大学保健科学研究院
山品 博子
2018年4月から2019年3月まで、放射線災害専門スタッフ養成プログラムの履修証明プログラムに参加させていただきました。
「専門領域なのになぜわざわざ?」と思われる方も少なくないと思います。このプログラムを知ったのは、現職の北海道大学に着任し、放射線防護学・放射線化学の実験テーマを受け持つことになり、「ちょっと自信がないな…。こっそり勉強しておこうかな?」と、セミナーや講習会がないかネットで検索していた時でした。履修条件の「E-learning80時間、実習・対面講義40時間」を見た時は、ドロップアウトしてしまうかも、と思いましたが、「せっかく学ぶのであれば、何か形に残したい」その思いが決定打となりました。
このプログラムの魅力は施設見学や測定実習などの実地実技が数多くあることと、働きながらでも学びやすいE-learningが併用されていることでした。実習では、「医療放射線リスクコミュニケーションセミナー」「養生/クイックサーベイ」「ホールボディーカウンター」「非難帯域時検査」に参加することができました。特に、医療放射線リスクコミュニケーションは、受講後にも、被ばく相談時の説明方法についての参考資料を送付してくださり、学びが途切れないようなサポートがありました。E-learningは、つい、学んだ“気”で終わってしまいがちですが、本プログラムでは各テーマに小テストが設定されており、理解するまで何度も見返すことで学習効果を高める工夫が施されていました。
この一年間で、知らなかったこと、理解が不足していた部分を補うことができ、さらに、医療放射線利用における「安全」と「安心」について改めて考えるきっかけとなりました。災害や事故が起きないことを切に願いますが、プログラムの理念にもあるように、万が一の際にはこの学びと経験を生かし活動できるように今後も精進します。各分野の専門家の先生方に学べる機会をいただき本当に感謝しています。
栃木県立がんセンター 放射線技術科
仲山 昌宏
私は2019年度の「放射線災害専門スタッフ養成プログラム」に参加しました。
参加を希望した動機は、2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による災害から発生した福島第一原子力発電所事故による災害にあります。栃木県知事の命令により栃木県立がんセンターの診療放射線技師が数日間の交替により福島県住民に対し、身体汚染スクリーニングにあたりました。派遣先では栃木県以外にも各県の行政機関から人材が集い、チームとして汚染測定、記録、住民への説明を行いました。私の担当の期間では長崎県の診療放射線技師、歯科医師と共に行動し、一時避難区域となった自宅より、私物を運び出し、放射線による汚染の有無を見て欲しいと言う住民の方々に対し、GM計数管を用いて汚染検査にあたりました。測定時に汚染線量が高いため、廃棄を助言しますが住民の方は「原発事故って言ってもこの家電製品は何処も壊れていないでしょ!服だってなんで捨てなくちゃ行けないの!」、測定器による数値が高いと言う理由だけでは、住民の方は理解しませんでした。
このような混乱した状況の中でも長崎県のスタッフは、住民との対応の中で放射線被曝のこと、放射線による汚染に対し分かりやすい説明と測定手技、記録が身についているようでした。なぜその様な行動ができるのか?と聞いたところ、県に隣接する玄海原発があり事故を想定して長崎県の住民避難を含めた研修を必須事項として行っている。このため、長崎県職員の医療職は基本的に全員が、同じ対応が出来るように研修を受けていると聞きました。私は病院で放射線治療を担当しているため、放射線による影響は理解しているつもりでした。しかし、放射線災害により被害を受けた住民への的確な説明や、身体的影響について何処まで、どの様に話したらよいか戸惑うばかりで、自分の知識の乏しさに気持ちが下がりました。栃木県には現在、放射線災害を想定した研修プログラムは無く、隣接する県からの退避者を想定できていません。
筑波大学の履修証明プログラムはまさに放射線災害の全時相に対応できる人材育成プログラムとしてe-learningと40時間の実習・対面講義を受講した結果、放射線災害時に想定対応できる知識を身に付けられたと感じます。特に実習において被ばく傷病者の到着前からの準備、トリアージ、従事者自身の防護衣の取り扱い等、災害が起こった後からでは対応ができないことを学習できることが重要と感じました。また、履修プログラム受講者に事務職員の方、看護師、消防士、医師等、他職種による連携が大切なことを、避難退域時検査の実習時に実感しました。放射線災害が起こってからでは対応できない全時相について、このプログラムにより対応できる人材を育てることが出来ると感じています。
茨城県立中央病院
藤尾 高行
私は現在、茨城県立中央病院で血液内科の医師として勤務しています。
日常的に放射線業務に携わっているわけではないのですが、以前から放射線に物理的、生物的な関心があったことや、また茨城県は放射線災害のリスクのある地域であり、万一の際に医療者として貢献できるようになりたいとの思いから、令和元年度の「放射線災害専門スタッフ養成プログラム」を受講させていただきました。放射線災害の発生直後や事故収束後、また一定の時間が経過した復興期など、あらゆる時相における災害対応を学べるということも魅力でした。
プログラムは対面形式の講義、実習、講演会と、e-learningによる学習により行われました。対面の講義や実習ではサーベイメーターの使用法や統計の演習、また実際の医療現場を想定した診察室の養生や防護服の着脱法など、多くの事柄を学ぶことができました。講師の先生方も非常にわかりやすく説明してくださり、不慣れな分野ではありましたが理解を深めることができました。主に休日に開催されていたのですが仕事の都合で参加回数が少なくなってしまったのが残念でした。
e-learningでは放射線科学、疫学、災害・救急医療、放射線防護、法令、リスクコミュニケーションなど、幅広い分野について学習しました。各回とも非常に良く構成されていて講師の説明もわかりやすく、高度な内容も多く含まれていましたが理解を深めることができました。かなりボリュームがあり時間もかかりましたが、充実した内容であったと思います。プログラムを受講し、放射線や放射線災害について多くのことを学び、認識を新たにすることができました。実際に現場に立つことになっても、必要以上に恐れることなく、重要なポイントはケアしながら対応して行くための勘所はつかめたのではないかと思います。今回の経験を土台にして、更に知識、経験を積んでいきたいと思います。
ごあいさつ(本事業のまとめ)
RaMSEPの成果と今後の期待
筑波大学附属病院 茨城県地域臨床教育センター 教授
玉木 義雄
放射線災害の全時相に対応できる人材養成プログラム(RaMSEP)が5年目という区切りを迎えました。プロジェクトの中心メンバーである櫻井英幸教授、榮 武二教授、磯辺智範教授の巧みな戦略と力強いリードで、当初の目標以上の成果を達成できたことには敬服いたします。医学生、大学院生、社会人と幅広い階層の人材を対象として、e-learningを取り入れながら放射線災害に関する教育システムを構築できたことは、今後の医学教育の進歩に繋がるものと確信しています。私自身、社会人を対象とした2020年度の履修証明プログラムに参加させていただき、放射線治療医でありながら、放射線災害医療に関する新たな知識を得、実習を通した経験を積むことができました。私事ですが、今年度で筑波大学を定年退職しますので、RaMSEPに対する今後の期待を述べたいと思います。
まず、医学部教育ですが、学生は膨大な医学知識を学ばねばならず、放射線災害医学教育の時間を新たに確保することが難しいことは言うまでもありません。本プログラムでは、e-learningを活用した放射線健康リスク科学やリスクコミュニケーションの講義、学部の壁を越えたチーム医療演習、選択科目としての放射線災害の講義・演習など、医学生が放射線災害に関心を持てるシラバスとなっています。原子力災害拠点病院では、原子力災害派遣チームを保有することが義務ですが、積極的に参加するスタッフが少ないのが現状です。RaMSEPの成果が全国の医療系大学に普及することで、放射線災害医療に関わる医療人が増えることを期待します。来年度以降も教育体制が確保できたことは、大きな前進だと思います。
私も受講した社会人のための履修証明プログラムは、年間80時間のe-learningと40時間の演習というハードなものでしたが、休日に視聴することで最後まで履修できました。e-learningの内容は放射線災害医療だけでなく、一般災害医療、統計処理、医療被ばく、リスクコミュニケーションを含んでおり、放射線災害医療の教科書ともいえる内容でした。私にとっては、古くなった災害医療に関する知識を更新できるよい機会でした。受講生の職種も多彩で、演習では実際の現場を想像しながら学ぶことができました。本プログラムは厚生労働省の「専門実践教育講座」に認定され、来年度からも継続することができるようになったことは喜ばしい限りです。放射線健康リスク科学の教科書も発行される予定とのことで、是非購入したいと思います。有料でもいいので、修了生が再度コンテンツを視聴できるようなシステムを作ってもらいたいと思います。
最後に、RaMSEPに関わってこられた多くの筑波大学の関係者、ならびにe-learningや演習を担当していただいた学外講師の皆様に改めて感謝申し上げます。
参加者アンケート
この度は、本シンポジウム(Web開催)にご参加いただき有難うございました。
今年度の公開シンポジウムは新型コロナウィルス感染拡大防止のため、オンラインでの開催とさせていただきました。参加者の皆様のお声を直接聞けないのは大変残念なことですが、社会的情勢を考慮した結果、このような形式となりましたことご理解いただければ幸いです。
文部科学省の補助事業としての活動は今年度で終了ですが、今後も大学内の活動としてプログラム運営を継続していきます。
皆様からのご意見・ご感想をいただき、今後の活動に活かしてきたいと考えておりますので、以下よりアンケートにご協力くださいますよう、よろしくお願いいたします。
(回答は匿名で集計されます)